これは年長児さんの買い物ゲームの様子です。
お泊り会にむけてグループで買い物をするので予行演習?
先生から問題がだされます。
いちごグループには
「おたんじょうびパーティをします。パーティーに必要なものを買ってきてください」
①ローストチキン②ケーキ③ろうそく④りんご⑤ぶどう⑥みかん⑦メロン
子どもたちは頭の中に買ってくる品物を入れ、お店屋さんに直行。
一人で複数の品物を手にとる子。手にとれなかった子。
でもお勘定する時には、一人一つずつ買い物できるように分け合っていました。
教師は「こうしてみたらうまくいくんじゃない」などと決して声をかけません。
すべて子どもたちにおまかせします。
恐竜グループには
「味噌汁を作ります。味噌汁に入れる具を買ってきてください」
①だいこん②さやえんどう③こんぶ④おみそ⑤とうふ⑥わかめ
ここのグループは、品物をお店屋さんに見せて「これはなんですか?」と質問
していました。わからない時、尋ねてみることはとても大切なこと。だまっていても
解決はしません。そして、品物のなかにお味噌汁のカードがあり、おもわず手に取る
子がいましたが、他の子が「お味噌汁は最初から作るから」と話しをし、カードを戻していました。
よくコミニュケーションがとれているグループでした。
買い物が終わったらみんなのところに戻って、買ったものを確認。すると「わかめ」がないことが判明。そこで早速もう一度お店に行き買ってきましたよ。素早い判断・行動も
なかなかのものです。
年長児さんの買い物ゲームから、互いを信頼し合い、助け合っていくグループに
なってきたと感じました。
それは「もう考えるの嫌だよ」「話し合いは疲れる」という言葉がでてくる程
話し合ったからこそ育った力なのでしょう。
お泊り会、心配があるのは当たり前。
でもひとりじゃない、仲間がいることを信じてね。