やっとここまで・・・

「やっとここまでたどり着いた・・・」

 

登園時のバスの中で、年中さんの子どもがつぶやきました。

 

さあ、どこからどこまでたどり着いたのでしょうか?

今日は3学期終業日。

 

クローバーさん(年長)が卒園して数日。

遊びの中やクラスで集まる時に小さくなった円を見て

「クローバーさんがいなくなったんだな・・」

と感じながら過ごしてきた子ども達。

 

新入園児の一日入園を経て、

自分達よりも小さいお友達が入って来る!ということを肌で感じ、

クローバーさんが卒園したさみしさも感じながらも

「次は自分達が一つ大きくなる!!」

と期待を持ちながら過ごしてきたのです。

一つ大きくなるにあたり、

子ども達には、新しいバッジが渡されます。

 

今日は、新しいバッチをもらえる日だったのです。

 

子ども達にとって、バッジはとても大切です。

みんな、新しいバッジをもらい大きくなったことを感じていますが、

子ども達のあこがれはやはりクローバーバッジ(年長)。

 

今日、バスで「やっとここまでたどり着いた。」

と言っていた年中さん。

バスの中で「幼稚園、最初心配でたくさん泣いたんだ。」

と話してくれていました。

 

たくさん泣きながらも、近くで支えてくれたり

いろいろなことに挑戦していくクローバーさんの姿は

子ども達にとって、とても眩しく、あこがれの存在だったのでしょう。

 

一緒に過ごしてきたからこそ感じる気持ち。

 

そして、今幼稚園にいる年中・少さん達がそのように感じていることを

教師も嬉しく感じます。

 

「やっとここまでたどり着いた」は、

「やっと年少さんから年中になって、やっと次はクローバーさんだ!!」

というその子の歩みの中で感じた

たくさんの思いが詰まっています。

 

ちゅうりっぷさん(年中)、ちょうちょさん(年少)のバッジをもらった子ども達も、

ひとりひとりが楽しい気持ちはもちろんのこと、

悩みや迷い等、たくさんの気持ちを感じながら歩んできています。

 

4月から新年度が始まります!!

新しい友達も迎え、みんなでまだ一緒に過ごしていくことを楽しみにしています♪(い)